年始早々、記事の執筆で迷っている。
このようなことは、このブログ史上初めてだ。
温泉だと思っていったら、それは昔の話。
現在も湯場として営業はしているものの、今はもう温泉ではなかったのだ。
詳しい事情は分からない。
しかし、1つ言えることは、今はもう、温泉法の基準に満たしていないと言うことだ。
今回行ってきたのは「美里の湯 かじか荘」。
昔の名称で言うと「美里温泉 かじか荘」。
前述したとおり、今は温泉法の基準に満たしていないため、温泉とは名乗っておりません。
美里温泉時代の泉質は「単純硫黄泉」とのことでした。
約1300年前に坂上田村麻呂により発見されたと言う伝説があるそうです。
三重県にある新美里温泉よりも、こちらの方が歴史は長いようですね。
場所は和歌山県海草郡紀美野町の旧美里町エリアにあります。
旧町名をそのまま温泉名にしているあたり、1300年の歴史を感じさせますね。
ちなみに「美里の湯 かじか荘」は、旧美里町の貴志川沿岸にありますが、国道370号を貴志川にそって2.3km上流に向かったところには、「紀州美里温泉」があります。
この「紀州美里温泉」はGoogleマップだと「藤の森不動温泉」と表示されます。
2.3km上流に後から別の温泉ができたようですね。
泉質は「ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物冷鉱泉」だそうです。
美里温泉時代の泉質は単純硫黄泉とのことなので、泉質は違いますね。
さて「美里の湯 かじか荘」に入りますよ。
こちらの建物は非常に複雑になっておりまして、正面から入りますと、まず本館。
本館を奥まで突き抜けて、宴会棟。
宴会棟も奥まで突き抜けて宿泊棟になります。
宿泊棟の最奥に大浴場があります。
正面玄関から入らなければ、各棟の横っ面からショートカットで入れます。
大浴場は露天風呂が併設されているもののお世辞にも広くはありません。
また、昔、源泉が注がれていたであろう所からは、ほとんど湯が流されて来てはおりませんでした。
なんか残念ですね。
新たに温泉を掘削するには海辺に限りますね。
では…