湯快リゾートプレミアム 山中温泉 よしのや依緑園に宿泊していたが、チェックアウト日の午前１１時１２分、突然、部屋の内線電話が鳴り、
「帰りのバスが運休になりました」
と告げられる。（湯快リゾートはチェックアウト時間は正午まで）
私は急いで帰り支度をし、フロントに詳しい話を聞きに行きました。
すると、
「北陸自動車道と国道８号が通行止めのため、バスが運休になりました」
とのこと。
これは、電車で帰るしかない。
ＪＲ西日本は一部で「そよ風でも止まる」と言われていたが、スマホの列車運行情報アプリを見ると北陸本線の電車は動いてるようだった。
チェックアウトしようとしていた時に、加賀温泉駅行きのマイクロバスが出ようとしていたので、
「ちょっと待って」
と声をかけると、運転手に
「いや、２人分」
と訳の分からないことを言われて、先に行かれてしまった。
なんやねんｗ
チェックアウトの方も、
「帰りのバスが出ないなら、帰りのバス代は返して」
と言うと、
「本社に確認します」
と言われ、時間がかかるようだった。
なんやねんｗ
無事、帰りのバス代も帰ってきたが、加賀温泉行きのマイクロバスが出るまで３０分近く待たされた。
ちなみに、マイクロバスは、よしのや依緑園を１２時０６分に出発、加賀温泉駅には１２時３０分に到着した。
しかし、さすがスタッドレスだ。
前に遅い車が走っていたとき以外は、快適に走ってくれる。
みんなが確実にスタッドレスタイヤを履いてくれたら、通行止めなんかそうそう発生しないような気がする。
ＪＲ加賀温泉駅に到着した。
電光掲示板を見ると、電車は走っている。
しかし、走っている特急がよく耳にするサンダーバードではなく、ダイナスターと言う訳の分からない特急だったので、駅員に聞いてみた。
すると、予想外の答えが返ってきた。
なんでも、敦賀から先が運休になっているそうだ。
はあ？ｗ
大阪方面へはどうやって帰れば良いのか聞くと、これまた予想外の返答。
「普通電車で金沢まで行ってください。
そこから北陸新幹線で東京へ行ってください。
東京から東海道新幹線で新大阪へ行ってください」
とのこと。
高山本線や中央本線、その他の路線を経由したら太平洋側に行けそうな気がしたけど、気弱な僕は、駅員に言われるまま新幹線特急券を買い、金沢方面行きのホームに向かった。
明日の仕事のためにも、確実に帰らなければならない。
そして、金沢方面行きの普通電車に乗車した。
北陸本線の電車は実に快適だ。
スタッドレスタイヤを履いた車と同じく、雪ぐらい平気で走ってくれる安心感がある。
このように快適な走りをしてくれるなら、どうして敦賀から先が運休になっているのか、気になる。
おそらく、北陸本線とは違い、雪に対する対策がなされていないのだろう、と言う結論に行きつく。
全て、コストの問題かあ。
勝手にそう判断して、残念な気持ちになる。
することもなく車窓を見ていたら、驚くべきことが発生した。
普通電車だと言うのに松任の手前の駅を通過したように見えたのだ。
調べてみると、実際に通過していた。
通過したのは開業前の西松任と言う駅だった。
今から約２か月後の２０２４年３月１６日、北陸新幹線の敦賀延伸に伴い、北陸本線の一部はＩＲいしかわ鉄道に継承される。
西松任駅は敦賀延伸と同時に開業するようだ。
よく分からないけど、ＩＲいしかわ鉄道に対する国からのプレゼントでもあるのだろう。
そのようなことを考えていると、本電車は定刻通りに金沢駅に到着したようだ。
新幹線ホームを目指す。
今度は、金沢駅１３時５８分発の北陸新幹線はくたかに乗り、東京駅を目指します。
東京駅は１６時５２分、到着予定だ。
幸い、現時点では金沢駅は始発駅と言うこともあり、無事、自由席（窓際）を確保。
ちなみに３列側の窓際席にした。
これなら、通路側の席に誰か座っても、運が良ければ真ん中の席は空席のまま東京にたどり着く可能性がある。
しかし、次の新高岡駅で通路側の席は埋まり、さらに次の富山駅で真ん中の席も埋まった。
なんたる乗車率の高いことよ。
大阪に帰れない人が、みんな、この北陸新幹線に誘導されているのかもしれない。
することもないので、電車内で寝ることにした。
ぱっと目が覚めたら、そこは長野駅だった。
長野から中央本線で名古屋に帰れないものかと、再び考えたが、もう東京まで新幹線特急券を買ってしまっている。
どうでも良いことだから考えるのをやめた。
こんな新幹線でも予想外なことが起こった。
大宮を超えてから異常に遅いのだ。
大宮からノロノロ走ったが、東京着は４分ほどの遅れと非常に小さなものだった。
どうやら、大宮からノロノロ走るのはデフォルト（通常運転）なようだ。
４分遅れで、１６時５６分に東京駅に到着したが、そこから大急ぎで東海道新幹線のホームを目指す。
どうやら、東海道新幹線と東北・上越・北陸新幹線の改札は分かれているらしく、一度、改札外に出て東海道新幹線の改札を入る。
幸い、東京１７時０９分発ののぞみの窓際自由席（３列側）の確保に成功した。
新大阪には１９時３６分、到着予定だ。
１９時台のくろしおには乗り換えできないから、新大阪で晩ご飯を食べるのが良さそうだ。
なお、昼ご飯は食べていない。
東京駅を１７時０９分に出発した新幹線のぞみ号だったが、早くも品川を出たころには真ん中の席も埋まってしまった。
この夕方の集客力、半端ねえな。
この新幹線も雪の影響は受けるようだ。
名古屋駅を過ぎると遅れ始めたが、米原駅を超えると飛ばしだした。
名古屋駅を超えたところで、アナウンスがかかり
「新大阪から特急くろしおに乗るお客様は、乗務員にお知らせください」
とのこと。
おかげで、名古屋駅から一睡もできず、乗務員が巡回に来るのを待つことに…。
米原駅を超えたところで、ようやく乗務員が横を通ったので、
「くろしおに乗る」旨、伝えた。
しかし、それっきりで
「どうしろ」
との返事はなかった。
その後、京都駅に停車して、いよいよ新大阪に着くと言った段階で、やっと
「２０時１３分発の特急くろしおは、発車を５分遅らせて、２０時１８分発になります。
ご乗車のお客様は、お急ぎの上、２番乗り場にお越しください」
とアナウンスされる。
やっと、指示が出たｗ
１９時３６分に新大阪に到着する予定だったのぞみだが、結局、３０分以上遅れて到着することになった。
新大阪を５分遅れて出発したくろしおだったが、早くも天王寺の時点で、遅れなしに回復していた。
やるじゃんｗ
大阪環状線内は無駄に遅いと思ってたけど、やっぱり、さっさと運転できるんやねｗ
（大阪環状線内は、途中で先行電車との間隔をあけて、新今宮あたりでびゃっと詰めるような運転をしてると日頃から思ってた）
ってなわけで、新大阪で特急くろしおに乗り、和歌山に帰ってきました。
そして、よしのや依緑園での朝食バイキング以来のご飯を、マクドナルドで食べました。
ひるまックじゃないんで、ビッグマックはなしよｗ
ってな感じで、今回はここまで。
ばっはは～いｗ
