世間では、意識の高いマスコミが外出自粛を呼び掛けているが、おそらく効果はないだろう。
日本の医学部には医学科と言うのはあるが、感染予防学科や健康研究学科と言うのは聞いたことがない。
医者と言うのは病気になった人を治療するのが仕事であり、治療方法を研究したりするが、感染症の予防対策や健康について真剣に研究する学部学科はないようである。
医者になるには資格がいるが、そこに感染症予防対策の専門家と言う肩書を付け足すのは容易にできそうだ。
日本は医学部自体が少なく、常に医者が不足している国である。
以前、政府主導で獣医学部を新設しただけで癒着だとかマスコミがかなりしつこく騒ぎ立てたぐらいである。
あの時のマスコミは本気で政権交代を狙っていた節がある。
そのようなことは電波使用料をきっちり払ってからにしていただきたい。
日本のテレビ・ラジオは慢性的に広告収入が低迷しており、そのため電波使用料を特別に割引いてもらっている。
そのためかどうかは分からないが、携帯電話会社は多額の電波使用料を払わされており、総務省にとっては良いお客さんである。
収入面では、携帯電話会社が日本の電波行政を支えているのである。
マスコミは偉そうに世論を誘導するが、国に対する支払いは激渋である。
大野屋のところでも書いたが、今、観光業界がテレビCMを流すのは間違っている。
観光業界にとって、誰が敵なのかを分かっていないと言わざるを得ない。
敵に金を送る必要はないのである。
しかし、意識の高いネット民の間ではマスコミとは別の意見が出始めている。
それは、
「今、旅行に行かないヤツはアホだ」
と言う意見である。
マスコミに水を差されながらも、今、国や都道府県では観光業界支援策を実施している。
国や都道府県から補助金をもらって旅行に行くにはもってこいのタイミングである。
2020年4月から6月期の国内総生産(GDP)の速報値は実質換算で年率マイナス27.8%と戦後最悪の値をたたき出した。
自分が社長だと仮定して、自分の会社の売り上げが27.8%も減少するととてもじゃないがやっていけない。
利益率が27.8%もある企業と言うのはそうそうない。
日本の全企業を平均しても利益率は27.8%はないだろうから、日本全体が赤字と言って問題ないだろう。
不景気による自殺者を増やさないためにも、今、旅行に行くのは理にかなっているのである。
で、今回は湯浅温泉 湯浅城。
昔は国民宿舎 湯浅城だった気がするが、微妙に名前が変わったらしい。
昔、本当にあった湯浅城を温泉ホテルとして再現しましたみたいなところ。
ここは湯浅町営の施設なんだろうな、たぶん。
でで、チェックイン。
そして部屋。
和室で予約している。
海寄りの方が良かったな。
うん便所の台座が小さい。
上に付けてるウォシュレット付きの便座がめちゃはみ出してる。
そして、年代物の便所らしく積年の臭いが感じ取れるw
便所リニューアルして欲しいなあw
次に部屋からの景色。
さっきも書いたけど山よりの部屋。
町営のグランドと墓地が広がってるw
アニメのセリフを言ってみたくなる。
「ここが貴様の墓場となるのだ」
カラオケはないから温泉。
泉質は単純硫黄泉。
単純硫黄泉ながら硫黄の臭いはしないタイプ。
良い感じにぬるい。
源泉注ぎ口らしきところはほとんど仕事していない。
循環はしてるようだけど、新湯の投入はないのかな。
そして夕食。
バイキングではないw
テーブルの状況を見るに、自分以外には2組しか宿泊していないようだ。
夕食後は、4年半かけて今年6月にクリアしたスマホ版ドラクエ7のモンスターの心集めとKindleでラノベを読む。
ラノベのタイトルは「痴漢されそうになっているS級美少女を助けたら隣の席の幼馴染だった」の第1巻。
僕はアニメが好きだけど、僕は主人公を振り回すツンデレキャラってのはあまり好きではなくて、その横にいる優しい幼なじみキャラの方が好きだ。
なんでツンデレと付き合って不幸にならなければならないのか、主人公の判断を疑問に思わざるを得ない。
その点この作品は安心して読んでられる良い作品だ。
ぶんころり大先生のラノベ「田中~年齢イコール彼女いない歴の魔法使い~」第7巻を差し置いて、S級美少女幼馴染を読んでしまった。
ツンデレとかいらないんだよ、そんなしょうもないキャラ。
デレデレで良いんです。
ドラクエ7の方はプラチナキングの心とエビルエスタークの心がそれぞれ5個以上集まってるから、他の上級モンスターの心を集めてます。
スマホ版は心のないデスマシーン以外、直接ドロップでいけるので良いw
で、夜食。
ポットには初めから水が入れられており、さらに電源も入れてくれていた。
いつ、ポットに入れられた湯か分からないが、熱湯殺菌されているはずである。
私は、素直にホテルの好意を受け入れ、ポットの湯でカップ麺を作った。
そして5分後に判明した。
ポットの湯、水やないかいw
ポットがバグっていたようだ。
メルヴェール有馬では初期設定の80度では麺が固かったが、ここのポットは水だった。
そのため、やや臭い便所でカップ麺の水を捨て、再び湯を入れた。
やや臭い便所にカップを持って行くのは抵抗があったが、どうせこのポットの水も便所の手洗いの水だろう。
しかし、残念なことに、具も少し捨ててしまった。
これは不可抗力と言うヤツだw
翌朝、男女入れ替わった大浴場へ行ってみる。
誰もいない。
まあ、宿泊客ほとんどいないんだから当然なんだけどね。
でも、他のホテルでも、毎回毎回、他に誰かいるの不思議だったけどw
深夜とかでも普通にいるからなあw
しかし、今日はいつもと違った。
スゴい水蒸気で充満している。
空気も熱い。
よく見ると、午前の大浴場にはサウナが付いてる。
そしてサウナからの空気穴が大浴場につながっている。
この水蒸気はサウナの影響か?
コロナ渦でサウナを営業しているとは考えにくいけど…。
で、窓を開けようと浴槽に足を浸ける。
こっちも激熱。無理。
この水蒸気はサウナからの物か浴槽からの物か全く分からなくなってしまった。
浴槽に足を浸けるのも無理。
火傷してしまう。
仕方がないので、本来開ける窓ではない湯船につからなくても開けられる窓だけ開けてみた。
1つ窓を開けただけで、水蒸気は減って行った。
しかし、相変わらず浴槽は激熱なままで、どうにもならないので脱衣所へ戻った。
まあ、新湯の投入も循環もしていないようだったから、朝食後には少し冷めてるだろ。
と思っっていたら、脱衣所にご老人が入って来た。
何も悪いことはしていないが、何か悪い気がしたので、そそくさと部屋へ戻った。
となるはずだったが、あまりに焦って脱衣所に客室のカギを忘れた。
仕方がないので再び脱衣所に戻ったら、脱衣所からご老人が必死に浴槽を水で埋めてるのが見えたw
それは、なぜか笑える光景だったw
とにかく笑えたw
しかし、同時に「(その手があったか)」と思った。
ご老人の腰が達者なら、朝食後にはいくぶんか改善してるだろう。
朝食。
朝食後、再び大浴場にやって来た。
僕が開けた窓からホースが入れられ、浴槽に水が入れられていた。
ご老人、手に負えなくなって従業員に言ったか。
グッジョブ。
で、入浴。
なおもクソ熱い。
やはり、浴室が湯気で充満していると言うのはとんでもない熱さだったようである。
100度か? 100度だったのか?
僕もシャワーを浴室内のイスで固定して水を入れる。
オケも使いサウナ横の水風呂からも、水を入れてみる。
いろいろ試したが、やはりシャワーをイスに固定するのが楽だ。
シャワー2本も考えたが1本で良いだろう。
それでも窓からのホースを足すと2本だからな。
しばらくすると別の入浴客が来たので、シャワーは止めて、僕も入浴した。
しかし、クソ熱い。
これはホースをゲットするしかない。
浴槽の奥でホースで体を冷しつつ入浴。
こうしないと、クソ熱すぎて死んでしまう。
入浴客も浴槽に浸かったが、あまり長く入浴せず脱衣所へ去って行ってしまった。
大浴場の異様な空気を感じ取って出て行ったのだろうか?
いや、普通にクソ熱かっただけだろう。
僕も体を洗って出ることにした。
体洗いも後半になると、浴槽内がコポコポ言い出し循環が急に始まった。
まさに高速循環。
すでにボコボコ言って、湯面が波打っている。
源泉投入口からも新湯が混じっているだろう湯が勢いよく流れだしていた。
その直後、コロナ用に開ける窓を外から誰かが開けようとしたが、固くて諦めたようだった。
そして、他の窓をなんとか開けたその手は外から浴槽に浸けられた。
直後、
「熱い!」
と言う声が聞こえた。
あまりの熱さに、男性は思わず声を発してしまったようだ。
そして、ごまかすように
「まだ熱いですね、HAHAHA」
と言って去って行った。
おそらく彼は従業員で、高速循環と新湯の投入をして、湯温を手で計って行ったのだろう。
みんながしきりに水を入れたけどロクに温度が下がらず、新湯の投入もなくクソ熱いだけの公衆浴場に成り果てていた大浴場は、再びアルカリ性単純硫黄泉として復活しそうだ。
まあ、湯の温度さえうまく調整できれば良いのだが…。
もうこのクソ熱い温泉なのかただの公衆浴場なのか分からない湯はゴメンなので、体を洗い終わったら部屋に戻って帰る準備をすることにした。
部屋に戻ると滝のように汗が出てきた。
どっと疲れた。
本当に健康に悪い温泉だった。
いや、ただの公衆浴場に成り果てていたか?
僕は湯浅城について考えていたが、
「(こんなとこ金を払って来るとこじゃないな)」
と思うようになっていた。
金だけじゃなく時間も惜しい。
逆に金をもらった上で、来るか来ないか考えたいぐらいだ。
支払いはしたが、この領収書じゃGoToキャンペーンの還付額はあまり多そうじゃないな、と思い、ガックリ来た。
(この後、ネットで還付手続きをする必要があります)
しかし、ブログのためにも4階の資料室を軽く見て、5階の展望台にも軽くオジャマした。
4階の資料室はどうでも良かったが、5階の展望台からは海側の景色だけ撮っておいた。
これで帰れる。
いや、帰らないが…w
チェックアウト後には次の宿泊地に向かう。
今回は2泊3日の旅だ。